この万年筆のテーマは¨編み¨でシルバー部分のほとんどが銀の糸を編んだりねじったりしたパーツで構成されています。
特注の黒色のシガーモデル・ピッコロサイズのアクリル製の軸をベースにスターリングシルバー製のパーツを合わせています。
三つ編みとツイスト部分全部で約17メートルのワイヤーを使用しています。
三つ編みと2本のツイスト状の帯が交互に巻きつき、シンプルながら複雑な表情が印象的です。
三つ編みとツイストパーツの高さの違いを出す事によってより奥行きができ、いぶし加工を施した時に陰影が生まれ銀製品らしい味わい深さが作られます。
また、段差のおかげで筆記時にも滑る事無く手になじみます。
両端にセットした宝石は漆黒に浮かびあがる希望の輝きをイメージし、ペン本体の複雑な模様の対比としてあえて何も手を加えずに ペン全体のデザインのバランスを取っています。
鎖帷子万年筆が幕の内弁当だとすればこの万年筆はトンカツ弁当と言ったところでしょうか。
ご注意
この万年筆の構造上キャップのポストは出来ません。
ペン先のデザイン、太さの種類は通常の中屋万年筆製品と同様です。
シルバー部分はハンドメイドで製作していますが、それ以外の部品もある為にHANDMADEの刻印は入れていません。
カスタマイズ可能ポイント
ハンドメイドで製作しているのできめ細やかなカスタマイズが可能となっています。
気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
キャップ天冠に直径6mm,胴軸尾栓に直径4mmのカボションカットの宝石をセット可能です。
追加料金は21,600円(税込み)
ムーンストーン、ブルートパーズ、ペリドット、シトリン、ガーネット、アメシスト、アイオライトの中からお選び下さい。 その他の宝石も種類によってはご利用可能です。
標準では左下から右上に向かって巻いていますが逆の右下から左上に向かって巻く事が可能です。
三つ編みやツイストの向きを全て揃えたり変更する事が可能です。
追加料金はかかりません。
ワイヤーを編んで巻くだけの単純な構造に見えますが、かなり神経を使うロウ付け中にはピンセットから伝わる熱で必ず指を焼くと言う大変な作品です。
鏡面の部分がほとんど無いのでシルバー製品ながらあまりお手入れに気を使わなくても良い扱いやすさがあります。
多くの傷やへこみ等で熟成されればされるほど風格が増し50年、100年後の姿が楽しみです。