やはり中屋万年筆といえば美しい漆が一番の特徴。
シルバー以外の部分はエボナイトに黒い漆が施されています。
この万年筆は新型のストレート軸とシルバーが組み合わさってようやく中屋らしい万年筆が完成しました。
銀綾織と同様の構造で三つ編みと鏡面のバンドの組み合わせになっています。
三つ編みは5本のワイヤーを用いることで隙間の無いきっちり詰まった編み目が作れます。
ツイストをやめて鏡面のバンドに変更したのは、シルバーの鏡面部分の面積を増やして漆の黒が引き立つようにするためです。
軸の太さも17mmとそれ程太くなく、重量もキャップを外した状態で約40gなので 問題なく普段使いにご使用いただけます。
キャップはポスト可能ですが、ペンの重心のバランスが悪くなるのでポストせずに胴軸のみでの筆記をおすすめします。
ご注意
ペン先はロジウムメッキ仕様となっています。
ペン先のデザイン、太さの種類は通常の中屋万年筆製品と同様です。
シルバー部分はハンドメイドで製作していますが、それ以外の部品もある為にHANDMADEの刻印は入れていません。
カスタマイズ可能ポイント
ハンドメイドで製作しているのできめ細やかなカスタマイズが可能となっています。
気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
標準では左下から右上に向かって巻いていますが逆の右下から左上に向かって巻く事が可能です。
三つ編みやツイストの向きを全て揃えたり変更する事が可能です。
追加料金はかかりません。
新しいストレートの軸に合わせることでシルバー部分の構造が非常にシンプルになり作業工程、製作にかかる時間が少なくなりました。
今までのピッコロベースでは、端になるほど細くなっていたのでその形状にぴったりフィットさせるためにシルバー部分の内側を削る微調整に何時間もかかっていました。
今回のストレートの軸ではわずか数分の調整でピッタリフィットします。