鏡のように磨き上げられ波のようにうねりのある帯状のシルバーが万年筆にからみついているようです。
とがった両端が中屋万年筆のピッコロモデルをデザインのベースにしている証。
特注の黒色のアクリル製の軸をベースにスターリングシルバー製のパーツを合わせています。
鏡面加工を施されたシルバーとその隙間からのぞくアクリルの黒とのコントラストがシルバーの輝きをより際立たせています。
赤い透明アクリル軸を用いたモデルはより華やかで、黒軸とは全く違った印象です。
約2mの長さの棒状のシルバーを不規則に曲げてペンのシルエットに合わせた筒状にしているので、浜辺に打ち寄せる波と同じく2つとして同じものは作れません。
適度に空いたシルバーとシルバーの空間が指に引っかかるので筆記時に滑りにくくなっています。
ご注意
この万年筆の構造上キャップのポストは出来ません。
ペン先のデザイン、太さの種類は通常の中屋万年筆製品と同様です。
シルバー部分はハンドメイドで製作していますが、それ以外の部品もある為にHANDMADEの刻印は入れていません。
カスタマイズ可能ポイント
ハンドメイドで製作しているのできめ細やかなカスタマイズが可能となっています。
気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
キャップ天冠に直径6mm,胴軸尾栓に直径4mmのカボションカットの宝石をセット可能です。
追加料金はキャップ天冠が12,960円(税込み)、胴軸尾栓が8,640円(税込み)。
ムーンストーン、ブルートパーズ、ペリドット、シトリン、ガーネット、アメシスト、アイオライトの中からお選び下さい。 その他の宝石も種類によってはご利用可能です。
直径6mmのカボションカットの宝石をキャップ側面にセットすれば、回転止めになります。
ムーンストーン、ブルートパーズ、ペリドット、シトリン、ガーネット、アメシスト、アイオライトの中からお選び下さい。 その他の宝石も種類によってはご利用可能です。
シルバーの鏡面加工は非常に奥が深いと改めて実感させられました。
ロウ付け箇所が多いのでバーナーの炎に影響された銀表面を問題なく鏡面にする為にはかなりの量の銀表面を削ります。
この鏡面に使用とともに増えていく傷がシルバー特有の味わいとなって熟成されより深みを増すでしょう。
中学生の頃に強烈な影響を受け、自分の中の芸術に対する固定観念を破壊した芸術家がクリストです。
美術の先生の勧めで神戸で開催されていた展覧会に行った時に、あまりの衝撃に美術館を出る時には当時のひと月のお小使いよりも高価な作品集を購入していました。
中学生の時に購入した1番高価な書籍で今でも手元にあります。
小島を布で包み込むまではいかないものの、万年筆をシルバーで包み込む事で新たな世界が開ければと願いつつ…。